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「90％」

こちらは何の数字だと思いますか？

日本人のアンケート結果で、自分は歯周病だと思わない人の割合です。

「80％」

ではこちらの数字は何を示しているか分りますでしょうか。

こちらは歯周病にかかっている成人（30歳以上）の割合なんです！

「歯周病」というワードはコマーシャルなどでおなじみかもしれませんが、20代30代の若い方は自分には関係ないと思っているのではないでしょうか。歯周病は「病気」です。若いうちから意識してしっかりケアをしていかないとかかってしまう身近な病気なんです。

歯周病は、日頃のセルフケアが疎かになっていることが大きな原因の一つです。

歯周病は、歯を支える骨が溶け、歯茎が下がり最終的には歯が抜けてしまいます。

実は歯周病は様々な全身の病気（全心疾患）と関わりがあると報告されています。また口臭も歯周病が原因の場合が多くあります。

それぞれの病気によって、歯周病がどう関わっているかは異なります。歯周病菌自体が直接病気の引き金になることもあれば、歯周病菌の起こす炎症が原因となって、他の病気を発症することもあります。

例えば「心疾患」

動脈硬化などで心臓の血管がつまり狭心症などを引き起こす原因になります。歯周病は進行すると、炎症を起こした歯ぐきから多数の歯周病菌が血液に入り込み、血管の内壁に取りつきます。すると白血球がやってきて歯周病菌を食べ、その死骸が粥腫のようになって動脈硬化を起こすと想定されています。

厚生労働省のデータによる、日本人の死因内訳の病気は歯周病が原因で引き起こされる可能性も十分にあります。

これらのことから日頃のセルフケアと、定期的な歯科医院での専門的なお掃除の「併用」と「継続」が重要なんです。

歯周病は自覚症状が末期までなかなか現れない病気ですので是非歯科医院での定期検診を受けて下さいね。